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11人の若い環境戦士
その地球環境保全における目覚ましい功績が認められる


11 YOUNG ECO-WARRIORS RECOGNIZED FOR REMARKABLE GLOBAL CONSERVATION ACHIEVEMENTS

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2008年7月10日、米国カリフォルニア州サンフランシスコ --/WORLD-WIRE/--

カリフォルニアからケニアまでの各地に住む11名の若者が地球の未来についてこれ以上待つことはできないと決心した。 地球温暖化問題、埋立地が廃棄電気製品の山になっている問題、アイドリング中のスクールバスが大気汚染を起こしている問題などなど。
Action For Nature's International Young Eco-Hero Awardsの2008年受賞者11名は、 こうした最も緊急性の高い問題に若いパワーで挑んでいる。

2003年より毎年、米国に本部を置くNPOのAction For Nature(AFN)は、 厳しい環境問題を解決するために重要な取り組みをした8歳から16歳までの若者を評価している。 世界中から集まった若者は、自らが行ったことについての報告書を提出し、その仕事について説明する。 科学、生物学、教育の専門家を含む審査団が、その年の受賞者を決める。各受賞者は、賞金、表彰状その他の手当を受け取る。

今年の最年少受賞者達の心を捉えたのは地球温暖化だった。11歳から13歳までの受賞者はみな、 明らかに元米国副大統領アル・ゴア氏の受賞作であるドキュメンタリー映画「不都合な真実」に影響を受け、その後すぐに行動を開始した子供達だ。



case1: Colin Carlson君(11歳)


コニチカット州コヴェントリー出身の11歳のColin Carlson君(以下Colin君)は、 第1回ナショナル・ジオグラフィック子供探検チームで1位となり、ガラパゴス諸島への切符を手にした。 グループで島の養殖ペンギンを見に行ったがこの特別な鳥をたった5羽しか目にすることができず、 気候温暖化が原因でその数が減り続けていることを知り、大変なショックを受けた。 アル・ゴア氏の映画を見た後、「地球規模で考え、足元から行動する(think globally, act locally)」時が来たと決心し、 クール・コヴェントリー・クラブと呼ばれる、自分の住む地域社会の人々に地球温暖化に関する教育を行い、 省エネを呼びかける長期プロジェクトを立ち上げた。

コリン君の仕事は簡単なものではなかった。小都市コヴェントリーは、歴史的に環境保護主義者たちを敵対視しおり、 多くの住民は地球の温暖化を信じていない。 しかし、そのことがColin君を止めることはなかった。彼は、地球を気遣うことは「クール(COOL)」であることを証明するために行動した。 彼はウェブサイトを立ち上げ、環境保護グループとつながりはじめ、 市内の教会や図書館で講演をしてくれる専門家に協力を求めた。

現在では、彼自信が学校等でプレゼンテーションを行うようになり、ガールスカウトとともに地域へのさらなる働きかけを計画している。 彼の熱いロビー活動の結果、町議会はついに「SmartPower(高性能電源)」決議案を採択することになった。 そして、彼は、地域の多くの企業にエネルギー効率の良い電球を販売、促進するよう説得するまでにいたった。



case2: Nathan Moos君(11歳)


もう一人の11歳の少年、ユタ州サンディ出身のNathan Moos君(以下Nathan君)は、友人のBrett君のぜんそくが悪化した時に、 アル・ゴア氏の映画で示された自動車の排ガスや大気汚染といった環境問題がいかに人間の健康に影響を与えているかを知った。

彼は、友達の健康を守るために、学校の送り迎えをする親やスクールバスの運転手に車のエンジンのアイドリングをやめてもらうという革新的な方法を思いついた。 彼は、6年生18人に協力を仰ぎ、排気ガスの悪影響について親を教育するプラカードを印刷し、 授業のある日の放課後には車が並ぶレーンに自分たちで自ら持って立った。

来る日も来る日もプラカードを持って訴える彼らの姿はメディアの関心を呼ぶようになり、 エンジンも徐々にストップされるようになった。 Nathan君は、州の職員や地区の交通担当職員ともバスのアイドリングストップ禁止を進めている。



case3: Alec Loorz君(13歳)


「不都合な真実」を続けて2回観たカリフォルニア州ヴェントゥーラから来た13歳のAlec Loorz君(以下Alec君)は、 その内容に大変な感銘を受け、その翌日、学校で友達全員に映画についての話をした。 驚いたことに、彼の親友が地球温暖化なんてありえないと否定した。 Alec君がゴア氏のプレゼンテーションを行う教育を受けられる年齢になるまで待てないと決心したのはこの時だった。

彼は親友を含めた子供達にすぐにでも真実を伝える必要性を感じた。 Alec君は、ウェブサイトとプレゼンテーション資料をつくり、校内で配信・配布をはじめた。 そして地域の子供達を集め、Kids-vs-Global Warming(子供20人 vs 地球温暖化)アクションチームを結成し、 学校をグリーンに(環境問題意識を高く)し、学校に地域の環境プロジェクトにかかわってもらうことを宣言した。

また、地域の職員と協力し、一般の人々への啓もう活動としてSLAP(Sea Level Awareness Project:海面レベル認識プロジェクト)とよばれるプロジェクトを開発した。 Alec君と若者のチームは、グリーンランドが今世紀溶けてしまったときに自分達の町の地下水がどこまでのレベルになるかを住民に示そうと、市の周囲に100個の穴をつくる計画を練っている。



case4: Linus Wafula君(16歳)


14歳から16歳のカテゴリーの受賞者上位3名は、足元から、そして地球規模で考え、自分たちの地域社会の問題に挑みつつ、世界とのつながりをつくっている。

16歳のLinus Wafula君(以下Linus君)はケニヤのナイロビ出身。 彼は、学校へ行くお金がないが、図書館通いをし、環境問題、特に、 自分がシングルマザーである母と住むスラム街の生活に関することについて調査し、どう対処すべきかを考えている。

Linus君は、自分が住む地域で、収集されずに放置されているゴミが健康に与える問題を懸念している。 スラムに住む彼自身や家族や友達は、常にコレラや腸チフスといった、水を原因とする病気の危険にさらされていることを彼は認識している。 そこで、Linus君は、Mazingara Safi Campaignという若者によるボランティアクラブを発足し、 地域の家庭のゴミを収集し、家の近くのゴミの山やゴミ捨て場を除去し、蚊を繁殖させる原因となる淀んだ水を排出している。 また、住民にゴミ袋を提供し、地域をきれいにする重要性を伝えている。 さらに、地域をより美しくするために植樹キャンペーンも始めた。



case5: Alexander Lin君(14歳)


ロードアイランド州ウェスタリーの14歳の少年Alexander Lin君(以下Alex君)も、 ゴミ、正確には電子ゴミ(e-waste)について考えている。

Alex君は、テクノロジーブームの背後にある汚れた事実を知り、多くの家電がゴミ捨て場に捨てられ、 家電に含まれる重金属が取り返しがつかないほどに地下水を汚染してしまう前の今こそ、行動を起こすべきであると理解した。 彼は、ウェスタリー・イノヴェーションズ・ネットワーク社(Westerly Innovations Network)がe-wasteに関する意識を高め、 コンピューターのリサイクルやリユースのシステムを構築し、e-waste投棄を禁止するよう議会に訴求していることを知った。

Alex君は仲間とつくったチームで、何百という使用されていないコンピューターを、 自分の住む地域だけでなくスリランカ、メキシコ、カメルーン、ナイジェリアの貧しい家族に配布されるようにした。 また彼は、アフリカのパートナーと協力して、これら各国にインターネットカフェやコンピューターセンターをつくる取組みをしており、 これらの国々に大量に輸出されるe-wasteを処理するために、最新型のe-wasteリサイクリング設備を建設してもらえるよう活動している。



case6: Andrew Leonard君(16歳)


カリフォルニア州レッドウッドシティーから来た16歳のAndrew Leonard君(以下Andrew君)も、国境を越えた考えを持っている。

Andrew君は、サンフランシスコ湾エリアの住民でありながら、毎年北京の家族に会いに行く。 3年前、彼は中国第一の都市、北京の公害がいかにひどくなっているかに気付いた。 常に厚いスモッグに覆われているのだ。 彼は、中国が最近まで完全に経済成長を重要視していたが、環境保護主義を少しずつ受け入れ始めていることを知った。

また、アメリカ人が中国に対する否定的な印象をますます強く持つようになっていることを察知し、 そのことについて何とかしたいと思った。 彼は、ディズニーに申し入れ、北京の学校とアメリカンスクールの間に、 エコロジカル・パートナーシップを結ぶGlobal Partnersと呼ばれる中国・米国の共同プロジェクトのための助成金を受けとった。

彼は、北京の幼ななじみに協力を依頼した。二人は、西洋人との通信に関し中国人に課されたもどかしい制限を克服し、 Global Youth Service Dayという記念日を両国同じ日につくった。 Global Youth Service Dayには、中米両国の子供達は、環境プロジェクトに取り組み、 その様子を自分たちで録画したビデオを鑑賞しあい、お互いの相互理解をはぐくむのである。

Andrew君は、北京を訪問し、女性下院議員のAnna Eshoo氏が中国で最初のパートナーとなった学校を称えたときの声明を紹介し、 このプロジェクトに参加することに関心を示す校長たちと話をした。 Andrew君は、共通の問題に取り組むことに対し何年も続いた国際的な懸念を一掃するために関与してくれた若者全員を誇りに思っている。 「僕たちは、古いものから脱却する新しい世代、希望の世代なんです」と彼は語る。



Action For Nature


Action For Natureは、全ての生命の拠り所となる健康的な環境を育み保護するための個人的アクションをとる若者を養成する環境保護的な教育・支持団体のNPOである。

2009年度のエントリーについての申し込みおよびガイドラインは、2008年8月から2009年1月に提供される。 エントリー締め切りは2009年2月28日。詳細は、www.actionfornature.orgをご覧ください。



Action For Nature2008年度受賞者(インターナショナル・ヤング・エコ・ヒーローズ)


【8歳~13歳のカテゴリー 】

1位: Colin Carlson、11歳 米国コネチカット州コヴェントリー出身
自分の住む町の人々に地球温暖化についての教育をし、個人、企業、政府レベルで環境保全を推進。

2位: Nathan Moos、11歳、米国ユタ州サンディー出身
生徒を車で迎えに来る親たちに対し、「ノーアイドリング」キャンぺーンを実施。スクールバスのアイドリングを禁止するための州法設立のためのロビー活動。

3位: Alec Loors、13歳、米国カリフォルニア州ヴェントゥーラ出身
地球温暖化の科学を若者に教育し、海面上昇の脅威を市民に認識してもらうためにSLAP(Sea Level Awareness Project)を設立。

特別賞: Ben Workinger、8歳、米国テネシー州チャタヌーガ出身
学校でモナーク(オオカバマダラ)の通過ステーションをつくった。



【14歳~16歳のカテゴリー】

1位: Linus Wafula、16歳、ケニア/ナイロビ出身
自分の住む地域社会の人々を動員し、ゴミの収集・廃棄により清潔で健康的な環境を保持し、植樹と健康的な環境を管理する教育を推奨。

1位: Alex Lin、14歳、米国ロードアイランド州ウェスタリー出身
持続可能なe-waste管理システムをつくるためのプロジェクトを開始。e-wasteの将来の不適切な廃棄をやめさせるための法律化に向け、人々の認識を高め、議員に働きかけた。

2位: Anderw Leonard、16歳、米国カリフォルニア州レッドウッドシティー出身
北京の学校とアメリカンスクールの間に共同エコロジカルプロジェクトを発足させ、環境問題について考えるための新しいパートナーシップをつくった。

2位: Vania Santosa、インドネシア/東ジャワ出身
政府および政府高官と協力し、家庭ゴミ管理とりサイクリングに関する教育を行い、国民運動へと発展させるためにセミナーやワークショップを主催。

3位: Steven Muganzi、15歳、ウガンダ/カンパラ出身
雨水利用について国民意識を高めるキャンペーンを行い、自分の住む村の50世帯の30%を説得し、雨水ハーベストシステムを設置してもらった。

特別賞: Dulanjana Wathsaridu Karunarathna、15歳、スリランカ/ウェリマダ出身
地域の伝統的方法を活用し、農薬を使わない有機農業を促進するための地域キャンペーンを実施。

特別賞: Tehreem Rehman、16歳、米国ニューヨーク州ハンチングトン出身
環境有害物質の普及について、それがいかに健康を脅かしているか(発がんなど)について人々を教育。


問い合わせ先:Hoi Poon, 415-235-5249, Hoi@poonassociates.com

 

14 July 2008
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