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自動車社会のターニングポイント


2008.11.20



私たちの生活に欠かせない存在となった車。でも、それを見る目が一部で変わりつつあるようです。

『車』について

  • 若者A 「なくても全然大丈夫です」
  • 若者B 「車なくても苦労しないですし」
  • 若者C 「欲しくは無いです。あんまり乗りたいとは思わないです」

自動車メーカーにとっては気がかりな若者たちの声。今、世界的に車をめぐる逆風が激しさを増しています。

深刻な経営危機に瀕するアメリカの自動車産業。販売不振にあえぐ業界最大手のGM ゼネラル・モータースの株価は暴落。 65年ぶりの安値を記録し、大手金融機関は、GMの株価投資をゼロから1ドルというただ同然の値に引き下げました。

また、業績好調だった日本の自動車メーカーも。 国内の新車販売台数は、10月も前年比13.1%減と、1968年 昭和43年以来の低い数字を記録するなど、 国内主要メーカーは、大幅な減益にみまわれています。

自動車販売の減少は、アメリカ発の金融危機による不況が大きな要因ですが、単にそれだけとはいえない側面もあります。

1965年、東京モーターショー

高度経済成長期、憧れの耐久消費財といわれたのが、いわいる3C。 カラーテレビ、クーラーにカー。自動車でした。 当時、海の向こうアメリカでは、華々しいモータリゼーション社会が到来。 車は一種のステータスシンボル。 日本人もそうした光景に憧れ、一家に一台、いつかは車を持ちたいと多くの人が願ったものでした。

やがて庶民にも車に手が届くようになり、そしてバブル期が到来。この頃爆発的に売れた車は、好景気を反映するかのような、大きくて贅沢さ特徴の車でした。

ところが、こうした車に対する思いが近年変わりつつあります。日経流通新聞の調査によれば、全ての世代で車への興味・関心が低下。 とりわけ、こうした傾向が顕著なのが20代の若者です。5年前と比べ、「乗用車に興味がある」とした割合は、およそ3割低下。

  • 20代「乗用車に興味がある」
  • 2002年 74.1%
  • 2007年 53.5%

さらに、車が欲しい人の割合も20代ではほぼ半分になっています。

  • 20代「乗用車欲しい」
  • 2002年 48.2%
  • 2007年 25.3%

こうした傾向を受けてか、今や車を持つという行為そのものにも変化が起きています。
例えば、横浜市内の高層マンション。 この分譲マンションには、居住者であれば誰でも使いたいときに使える車が2台付いています。

クルマ所有の新しい形、カーシェアリング

車を個人で所有するのではなく、マンション住民で共同利用するカーシェアリングと呼ばれる新しい形態。

こうしたカーシェアリングは、今、都市部を中心に広がりつつあります。

車を持つことが社会的地位や経済的な豊かさを示す証だった時代から、場合によっては、個人で持つことにこだわらない時代への変化。

かつて、古代ギリシャの哲学者 エピクロスは、
「水とパン 最小限の物だけで暮らし 必要以上に物を持たないことが 『心の平安』 真の 『快楽』 につながる」
として、同時代の多くの若者の共感を得たといいます。

しかし、それから2千年以上が経ち、車無しでは成り立たない今の時代。メーカーも環境や実用性重視の車を開発し、人々の心を掴もうとしていますが、 中にはエピクロスのように 『持つことにこだわらない人』 も。

クルマ離れ?
便利さ、快適さ。プラスかっこよさを追求してきた近代文明のシンボル、クルマ。
そこからなんらか意識が離れていくということは、時代の文明の転換期に、正にエピクロス的なものが出てきてるのかもしれません。

 

20 Nov. 2008
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