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世界水週間 : 「ストックホルム青少年水大賞」をトルコの若い女性研究者が受賞
World Water Week: Turkish Teen Wins Stockholm Junior Water Prize

Environment News Service
News Source

2009.08.20

  Ceren Burcak Dag, winner of the 2009 Stockholm Junior Water Prize
Celebrating drinking water in Yosemite National Park, California
A holy day on the River Ajoy, West Bengal, India. January 14, 2009.

2009年8月16日から22日の日程で開催されているスウェーデン/ストックホルムで開催中 の世界水週間(World Water Week)において、トルコのティーンエイジャーのCeren Burcak Dagさんが 雨水からエネルギーを作り出す画期的な方法を開発したとして「2009年ストックホルム青少年水大賞」を受賞した。

「私達は、圧電効果を利用して雨水から新しいエネルギー源を作り出しました」と、 Dagさんは世界水週間期間中に開催された授賞式で述べた。 「私が行ったこの仕事が、雨、太陽、風を組み合わせた次世代エネルギーの開発に貢献できれば嬉しいです」

圧電気は、ある物質が、雨水の衝撃といった機械的ストレスを受けた際に発生し得る電気である。

Dagさんは、熱可塑性フッ素重合体のポリフッ化ビニリデン(PVDF)という特殊樹脂を用いて雨水の運動エネルギーを電気エネルギーに変換した。

受賞者は、国内大会を勝ち抜いてきた29カ国の高校生等の応募者を含む参加者に、 ストックホルム水財団およびストックホルム水協会により発表された。 受賞したDagさんには、5000米ドルとクリスタルの記念品が贈呈された。

水問題は、世界水週間において15カ国15,000名に対して実施した世論調査の結果、 大気汚染、自然資源枯渇、生息環境減少、気候変動といった地球環境問題の中でも最大の問題であると認識されていることが判明した。

回答者の93%は、水質汚染は非常に深刻(72%)またはやや深刻(21%)であるとし、 同様の割合で、新鮮な水の不足は非常に深刻またはやや深刻な問題であると回答している。

調査員は更に7カ国(カナダ、中国、インド、メキシコ、ロシア、英国、米国)の500名に対して詳細調査を行った。

これらの国々では、回答者の半数以上が清浄な真水を確保すべき責任は政府にあると答えた。 (清浄な水確保に関し)市民一人ひとりに責任があるかという質問の回答は国により差が見られ、 メキシコでは76%の人が「ある」と答えたが、中国で「ある」と答えた人は30%しかいなかった。

 

メキシコの人々は「農業用水の不足」を最も懸念しており、インドでは「(他国に比べ)水の値段が高いこと」が一番の懸念事項となっている。

この調査は、世界の水問題に焦点を当てる国際的ジャーナリスト、科学者のネットワークである Circle of Blue (本拠地:米国ミシガン)の依頼により、Molson Coors Brewing Company の後援の下、国際調査会社の GlobeScan が実施したものである。

「この調査は、水の問題が世界中で一般の人々の関心が臨界レベルに達していることを示しています。 人々は、水が環境問題の中で最も重要であり、多くの場合、地球温暖化より深刻であると考えています。健康、貧困、安全から温暖化、移住、環境の問題、 さらには金融市場や商品市場といった世界の最大級の問題に接点を持ち、軸となっているのが水問題なのです」と、Circle of Blue の共同創立者兼理事の J. Carl Ganger 氏は述べている。

ストックホルム水協会 (SIWI) が主催する世界水週間には、科学者、企業関係者、政策担当者、市民セクターを代表する約2,000名が参集した。SIWIは、 同プログラムは「美辞麗句を超越し行動をとることを目的とし、世界の水危機に対する真の答えを提供する」と述べている。

実際、水不足は、世界の最も深刻な環境問題の一つである。安全な飲料水がないために毎年500万人が亡くなっており、 国連では今後20年間に55億人が新鮮な真水を確保できなくなるだろうと予想する。

世界的な水の管理基準を策定するため、WWF をはじめとする NGO は8月18日に Global Water Roundtable (世界水円卓会議)の設立を発表した。

WWF の市場変化担当シニアバイスプレジデントの Jason Clay 氏は次のように述べている。 「世界の水資源は危機的状態にありますが、その主要な要因は水管理の悪さです。Global Water Roundtable は、水使用を減らす努力をしている水利用者を評価/認識するための実際的でコンセンサスベースのアプローチです」

この円卓会議の最初の焦点は、世界の水関係者を集めて話し合いを重ね、責任ある環境社会的な水利用と説明責任の標準を設定することであるが、 WWF はこのイニシアチブが責任ある水利用に関する証明書の発行につながる可能性も示唆している。

このプロセスを管理する Alliance for Water Stewardship (水管理同盟)のメンバーには、 World Wildlife Fund (WWF : 世界自然保護基金)、Pacific Institute、Nature Conservancy、Water Witness International、Water Stewardship Initiative、Water Environment Federation、European Water Partnershipが含まれる。

同イニシアチブは、業務用クリーニング用品や衛生用品の世界的大手メーカーである JohnsonDiverseyによる100万ドルの支援を受ける。

SIWI は、世界の水危機の解決策を求める緊急性を強調する各種統計を提供している。

地球上の水の97%は海水である。残り3%は真水だが、その70%は北極・南極の氷冠内にあり、30%は土壌の水分か地下の帯水層にある。 世界で人間が直接使用できる真水は1%に満たない。その1%も、70%が農業用、22%が産業用として使われ、家庭で使用されるのは8%である。

世界で最も水を使用している国のトップ10は(使用量順に)インド、中国、米国、パキスタン、日本、タイ、インドネシア、バングラデッシュ、メキシコ、ロシアである。

開発途上国では子供が生まれるときに使用する水の量が、先進国の場合よりも30倍から50倍多いとされる。過去50年間の人口の激増による水の使用(水資源の減少)は3倍となっている。

我々の基本的な生活を保証するために必要とされる水は、一日あたり20リットルから50リットルの真水である。

※世界水週間…水に関する主要な国際会議として,1991年から毎年8 ~ 9 月にスウェーデン・ストックホルムにて開催されている。 世界の水問題の関係者が一堂に会して開催されるもので,将来への展望をもって水周辺,水環境の問題を提起することを目的としており、 世界中の科学団体によって支援されている。100以上の分科会、連続セミナー、サイドイベントを通じて、共有財産である水をめぐり、 紛争や協力を引き起こす複雑な要因について検討する。2009年の「WWW(World Water Week/世界水週間)」テーマは、 「Responding to Global Changes: Accessing Water for the Common Good. (グローバルに応じた変化: より良い水へのアクセス)」 である。

※ストックホルム青少年水大賞 (SJWP)…ストックホルム国際水週間の期間中に開催されるストックホルム国際水協会 (SIWI) によるストックホルム水大賞 (SWP) は「水のノーベル賞」と称され、 ノーベル賞同様の尊敬と格式をもってグフタス国王陛下より授与される。ストックホルム青少年水大賞 (SJWP) は、 このジュニア版で、生活の質の向上及び水環境における生態系の改善に資する優れたプロジェクト(調査研究)を行った若い研究者に贈られる。スウェーデン皇太子ヴィクトリア王女殿下より授与される。

 

20 Aug. 2009 posted
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